予防接種ナビ > 日本脳炎

日本脳炎

日本脳炎は、蚊(主にコガタアカイエカ)が媒介する日本脳炎ウイルスによって起こる感染症です。
ヒトが日本脳炎ウイルスに感染しても大多数は不顕性感染(無症状)です。
しかし、感染者100〜1,000人に1人が脳炎を発症し、脳炎の致死率は15%程度といわれており、
またいったん脳炎を発症すると神経学的後遺症を残す例が多くみられます。

わが国の患者発生は、ワクチンの開発や生活環境の変化等で近年少なくなっており、
1992年以降は毎年10人以下となっています。

しかし、日本脳炎ウイルスの増幅動物であるブタの抗体検査の結果から、日本脳炎ウイルスの存在は
西日本を中心に広い地域で確認されています。現在でも感染の可能性が潜在しています。
日本脳炎に対する特異的な治療法は確立されていないため、ワクチンを接種して免疫をつけることが最も効果的です。

▲ページTOPへ