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B型肝炎

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスを持っている人(キャリア)の血液の輸血、
不特定多数の血液に接する機会が多い医療関係者等が感染を受けやすい病気です。
また、ウイルス保有者との性行為等で感染します。
通常、成人がウイルス感染を受けると、約30%が急性肝炎を発病し、2〜3カ月は治療を要し回復します。
しかし、極めてまれに劇症肝炎へと進展する場合があります。

一方、母親がB型肝炎ウイルスキャリアであると、分娩時に感染した新生児がウイルスキャリアになることがあり、
成人になって肝炎、肝硬変、肝癌へと進展することもあります。
母子感染防止の目的で、生後B型肝炎ワクチンと抗HBs人免疫グロブリン(HBグロブリン)を投与することで
新生児への感染を防ぐことができます。現在はこの成果が実りつつあり、ウイルスキャリアが減少しています。

また、配偶者となる方がキャリアと分かっている場合には、結婚前にワクチンを接種してかからないようにすることも必要です。

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