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A型肝炎

A型肝炎は、A型肝炎ウイルスが食べ物や飲み物によって体内に侵入し急性の肝炎を起します。
小児では症状が出ない感染(不顕性感染)のことが多く、発病すると発熱や軽い黄疸が現れます。
しかし成人ではほとんどが38度以上の発熱、全身倦怠感、下痢、黄疸の症状を呈し、
完全に治るまでには1〜2カ月の治療が必要です。
まれに劇症化したり、急性腎不全になったりしますので注意が必要です。

近年、日本では衛生環境が改善され患者が激減したため、
40〜50歳以下の世代では、感染機会がほとんどなく免疫をもっていません。
しかし、世界では途上国を中心にA型肝炎の流行があり、
流行地に渡航する前にはワクチンを接種して、免疫(抵抗力)を獲得しておくことが望まれます。

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