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ロタウイルス

【ロタウイルスの話】

ロタウイルス胃腸炎は、乳幼児に多くおこる感染胃腸炎のひとつで、ロタウイルス(RV)というウイルスが原因です。
日本でのロタウイルス胃腸炎の発症は冬〜春に多く、主に生後3〜24カ月の乳幼児におこりますが、
ピークは生後7〜15カ月です。生後3カ月行以降に初めて感染すると重症化しやすくなります。

ロタウイルス胃腸炎の多くは突然の嘔吐に続き、白っぽい水のような下痢をおこします。
発熱を伴うこともあり、回復には1週間ほどかかります。
また、ほとんどの場合は特に治療を行わなくても経口での水分や電解質補給だけで回復しますが、
特に脱水、腎不全、脳炎・脳症などを合併することもあり、症状が重く脱水が強い場合には入院が必要となることもあります。

 

ロタウイルスワクチン

本ワクチンは生後6週から24週までの間に2回接種します。
2回目の接種は1回目の接種から27日(4週間)以上あけてください。

(参考)海外では3回接種の5価ワクチンも使用されています。
1回目を生後6週から12週までに、その後、2、3回目を接種間隔4週以上あけて接種し、
生後32週までに完了します(米国添付文書より)。
日本では8月時点で承認申請中です。

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